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感染について

内野　FOCUS First

2021.08.10

こんにちは、小名木です！

今回は、コロナが流行してよく耳にする感染についてです。

感染とは、病原微生物(病原体)が生体に侵入し、生体内で定着し増殖することをいいます。感染症とは、感染により病変が形成されたり、症状が発現した場合をいいます。感染症は、病原体の増殖と毒素ないし代謝産物の産生により起こりますが、これにより宿主の組織は障害され炎症反応を示します。病原体が侵入してから発症までの時間は潜伏期とよばれます。

病原体による完成成立には、①侵入②宿主内での定着③毒性の発揮といった3つの要因が考えられます。しかし、感染と発病は必ずしも一致せず、感染があるにも関わらず発病しない場合を不顕性感染とよびます。ヒトからヒトへと、あるいは汚染した水や昆虫などを媒介して感染し流行するのを伝染病とよびます。感染症の外因としての特徴は、他の物理・化学的な外因と異なって、病原体が人体内に侵入してから増殖を続けることであり、これによって病変は拡大し進展していきます。感染症による障害の大きさは、病原体の数量、毒力に比例してと強くなり、宿主の抵抗力に反比例します。その他に病原体の侵入門戸や侵入方法によっても影響を受けます。

＊宿主:寄生生物に寄生される側の動物や植物。

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