テニス肘、ゴルフ肘について
大瀬 FOCUS Third
2022.01.31
こんにちは!
福世です😎
今日は最近自分がケアする事の増えたテニス肘、ゴルフ肘と呼ばれる肘の痛みについてお話ししていきます!
テニス肘、ゴルフ肘は呼び方こそ違いますが、病態としては一緒になりますのでここからは共通してテニス肘と呼ばせていただきます。
テニス肘はまず内側型と外側型があります。
成人の場合は外側型の方が多いため今回は外側型に絞ってお話ししていきます。
正式な診断名としては「外側上顆炎」と言います。
症状としては日常生活ではものを持つ、タオルを絞るなどの動作で痛みが出ます。
肘関節外側上顆の付着部への圧痛を認め、特に短橈側手根伸筋の圧痛が強く出ます。
スペシャルテストとしては、CHAIR TEST、中指伸展テストなどが有効です。
治療としては、まず第一に取られるのが保存療法です。
初期では抗炎症の湿布や軟膏の外用薬を使います。
しかし、それだけですと回復までに数ヶ月をかかることも珍しくないため、
ストレッチ、マッサージ、鍼、機能回復訓練など積極的な治療、運動療法が求められます。
しかし、原因は人それぞれですが、腕を酷使する仕事やスポーツでの発症が主なため
何回かの通院はもちろん、ストレッチなどのセルフケアが非常に重要になってきます。
私の経験談では、こちらの治療だけでは疲労回復のスピード感が追いつかない印象がありますので、患者さん自身のセルフケアへの意識が非常に大事なイメージがあります。
外側上顆炎はひどくなると腱変性部の部分切開などの手術が必要になる場合がございます。
ひどくなってからでは治療に時間がかかる場合も多くありますので、
違和感を感じた時点で一度専門家に見てもらう事が非常に大事かなと思います!
今日は以上になります😎