腰椎椎間板ヘルニアについて!
大瀬 FOCUS Third
2021.02.28
こんにちは!
福世です😎
今日は腰椎椎間板ヘルニアについてのお話!
病態から診断方法、症状について専門的にお話していきます。
椎間板ヘルニアは髄核の一部が線維輪より突出し、脊柱管内に入り込み、近隣の神経根を圧迫することにより症状を引き起こす病態。
ヘルニアの分類としては
①椎間板膨隆型→線維輪はまだ完全な破綻に至ってない
②後縦靱帯下脱出型→線維輪は破綻しているが後縦靱帯は温存されている
③経後縦靱帯脱出型→後縦靱帯も破綻している
④遊離型→これらの髄核が遊離し移動したもの
に分類できます!
好発年齢は30〜40代
30〜40代にかけて線維輪の脆弱化が見られるため。
線維輪の脆弱化が見られない10代のヘルニアの発生には一時的な外力による線維輪の損傷が考えられる。
スポーツで例えると接触プレーや転落などがあります💦
椎間板に対する軸圧(荷重ストレス)や回旋ストレスが加わると発生しやすいく、
さらに椎間板内圧は立位より座位の方が高くなる為
長時間のデスクワークも立派な発生機転となります。
好発部位はL4/L5間とL5/S1間
《診断方法》
①単純X線撮影
椎間狭小は椎間板の変性を示唆する。
②CT画像
MRIが有用な為あんまり使われてないが有用。
③MRI
ヘルニアの診断には必須の検査と言えます!
《徒手検査》
立位での診察
①逃避性側弯の有無
②FFDの計測
※ヘルニアの症状が軽快するにつれてFFDも改善傾向にあるため。
仰臥位
①SLRテスト
90°まで挙上できれば正常となっているが、ハムのタイトネスがある場合は60°ほどで挙上で気なくなる場合がある為、左右での比較が大切。
挙上困難がタイトネスによるものか、しびれや痛みによるものかはしっかり分別する。
②ラセーグ兆候
股関節膝関節ともに90°屈曲からはじめ徐々に膝関節を伸展させていく。
途中で症状を訴えた場合陽性。
あとは伏臥位で行われる上位腰椎のヘルニアを確認するFNSテストがあります!
《症状》
・腰痛
・下肢の神経症状(しびれ、知覚麻痺など)
・足関節や足趾の運動麻痺、筋力低下
など。
《予防策》
腹圧の上昇が椎間板内圧の上昇を抑制する作用がある為、
腹圧の維持上昇による椎間板ヘルニアの発生を抑制できます。
そのためには
腰椎を安定させるために腸腰筋のエクササイズや
腹横筋、多裂筋収縮のためのドローインは有用。
それに付随し、骨盤周囲筋のストレッチなどもマストです!
まずは前屈(FFD)をして指先が地面に着かない方はすぐそばにヘルニアが潜んでいると考えていただいて大丈夫です💦
ハムストリングや大臀筋、中臀筋のストレッチは欠かさず行うようにしましょう!
学生の時以来こんな感じで病態をまとめました(笑)
自分の学びにもなってとてもいいですね😎