東洋医学について
内野 FOCUS First
2021.09.30
こんにちは、小名木です。
今回は東洋医学についてです!
最近、テレビや雑誌などで「東洋医学」という単語を耳にすることが多くなりましたが、実際のところ、まだまだ不明な点が多く、なんとなく怪しいイメージが先行しているのが今の現状です。理由としては、個人差があり効果を確認できない人が多数みられること、改善した実感が乏しい、しっかり解明されていないなど、エビデンスや信憑性に欠けている点だと思われます。また、「気」や「自然」などのように抽象的概念が前面に出ていることもあって掴みどころがないところもあるようです。
しかし、今までは無批判に当然であったことが当然ではなくなり、批判的だったことに対して有効性が認められたりなど、真実も変化してきています。したがって、一つひとつの事柄に対して個人の考え方が求められる時代になりました。これからは、真実を人の眼で見るのではなく自分の眼で見つめることが大切な時代であり、それはすなわち、自分の心を丁寧に見つめる時代でもあるように感じています。
東洋医学は自分の心を見つめること(身体の声を聞くこと)を大切にしています。西洋医学的に客観的な情報も大切にしながら、身体の様々な変化を発する情報を丁寧に聞き取る訓練をしておかないと、五感が鈍くなり予防(養生)能力が低下してしまいます。
次回は、東洋医学の特徴と生体観についてお話させていただきます。身体内の様々な変換が起こるシステムを東洋医学的目線で紹介したいと思います!