アーユルヴェーダについて
内野 FOCUS First
2022.08.10
こんにちは、小名木です!
今回はアーユルヴェーダについてです!
アーユル(Ayur):生活、生命。ヴェーダ(veda):知識、科学。
アーユルヴェーダ:生活の知識、生命の科学。
ことばの意味からわかるように、アーユルヴェーダとは、生活のなかの医療であると同時に、生命の知識なのです。その基盤には非常にユニークな宇宙観が横たわっています。宇宙は「空、風、火、水、土」という5つの要素から構成されています。そしてそれが人間、動物、植物など森羅万象のなかで活動するとき、組み合わさって「ヴァータ」、「ピッタ」、「カパ」とよばれる3つの要素となります。これをトリドーシャといいます。これは、中国医学の「気」、「血」、「水」に対応するものだといわれることもあります。しかし、現在では、それらがアーユルヴェーダ独自の概念だという意見が大勢を占めるようであります。考え方として、すべてのものが宇宙のなかに位置づけられ、おのおのが一つの宇宙を構成していると考えます。ドーシャとは「腐敗するもの」という意味で、人間の場合、食物が消化される過程で生じます。
トリドーシャは人間の体のなかで一定のバランスをとりながら、体液のようなものとして作用しています。それらは、年齢、性別、食物、行為、環境、季節、時間などさまざまな要素によって変化します。そして、そのバランスが崩れたときに、人間は病気になるのです。そのバランスは一人ひとり異なり、3つのうちどれが中心的な役割を果たしているかによって、それぞれヴァータ体質、ピッタ体質、カパ体質と分けられる。したがってアーユルヴェーダの治療は、一人ひとりの体質に応じてその崩れたバランスをもとに戻すことが目的となります。