肩腱板損傷!
大瀬 FOCUS Third
2021.04.30
こんにちは福世です😎
今日は肩の腱板損傷についてお話致します!!
①発生機転と病態
棘上筋腱と棘下筋腱に起こる場合が多く、加齢による退行変性に何らかの外傷が加わる事により発生します。
50歳以上の中高年の方に多い疾患で、
若年層であれば強く大きな外力が加わった時に起こるがその頻度はあまり多くはありません💦
受傷当初は肩峰下滑液包の炎症により安静時痛や夜間時痛が顕著。
時間の経過によって上腕骨頭の関節窩に対する求心位が取れないことによる肩峰下インピンジメントによる痛みや引っかかり、脱力現象が起こる。
②診断方法
確定診断はMRI
X線では大きな断裂では骨頭上昇が見られる。
③徒手検査法
Painful arcの存在
Neer、Hawkinsのインピンジメントテストが有用
セカンドポジションにおける外旋から内旋に戻すときにも顕著に現れる。
④治療方法
経過とともに症状が軽快していく症例や、保存療法に反応する場合も多いため
少なくとも受傷後3ヶ月は経過を観察していく。
3ヶ月を経過しても症状が軽快しない場合には手術療法も視野に入ります。
しかし、タイトネスを起こし肩甲上腕リズムが破綻しているケースが多く
まずは肩のROM獲得を目指す。
マッサージ、鍼などを用いながら広背筋や大胸筋などの大筋群のタイトネス除去によりある程度のROMを獲得できる事も多い。
エンドフィールでの痛みが残る場合には、棘下筋、小円筋、棘上筋、肩甲下筋などのローテーターカフなども視野に入れていく。
あくまで最初に患部の状態、アライメントなどをチェックし、評価した状態での施術が大事にはなりますので肩の痛みでお悩みの方はぜひ一度ご来店ください❕